|
ある日、農夫が町はずれの自分の畑に急いでいると罠にかかった大きな鷲を見つけました。 農夫はさっそく鷲を罠からはずし逃がしてやりました。
鷲は自由になった喜びに大きくはばたき高い空に帰っていきました。
それからしばらくして畑仕事に疲れた農夫は休憩しました。彼の後ろには崩れかけた土塀があったのです。 突然、先ほどの鷲が舞いおりて農夫の帽子を掴み飛び去りました。
農夫は慌てて帽子を取り返そうと鷲を追いかけ走り出しました。 その直後、大きな音とともに土塀が崩れ落ちました。
「情けはひとの為ならず」少し以前に話題になったこの諺もこの話を読んでいたなら正しくすんなり記憶に収まっていただろうに。
|