いそっぷの寓話

二人の恋人


五十二話・挿絵  二人の恋人を持った男がいました。一人の恋人は若く、もう一人の恋人は彼よりも年上でした。

 若くて美しい恋人は彼氏が自分よりかなり年上なので恥ずかしく思い会うたびに彼の白い髪の毛を抜きました。彼氏の頭の毛はかなり白いものが目立つゴマ塩頭だったのです。

 年上の恋人は、若い彼氏が自分の所へ通って来るのが恥ずかしく思い毛を抜くことを怠りませんでした。二人の恋人の間を楽しく行き来していた彼氏はいつの間にか禿げ頭になってしまいました。

 このように分をわきまえない不一致は良くない結果をもたらす。と言う話。

 三角関係の話ならゴロゴロある時代だが三角関係にしないで教訓を引きだしたところが面白い。身に詰まされている人も。


(五十二話)



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