いそっぷの寓話

餓えたオオカミと老婆


二百二十三話・挿絵  餓えたオオカミが獲物をさがして、うろついていました。遠くで子供の泣く声がしましたので、急いで近づいてみると、泣いている子供に、おばあさんが「いつまでも泣いていると、オオカミに食わせてしまうよ。」といっていました。
これを聞いたオオカミは、おばあさんの云っている事が本当の事と思い、そこで待つことにしました。しかし、子供が泣き止むと、今度は子供の機嫌をとりながら「良い子だね本当にオオカミが出てきたら、おばあさんが殺してやるよ。」これを聞いたオオカミはあわてて逃げさりました。

人間の話はその場によって、常に変化してアテに出来ないという話。

老人の知恵としてたたえるべきか


(二百二十三話)



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