いそっぷの寓話

よい人間と悪い人間


一話・挿絵  よい人間と悪い人間は昔から存在した。よい人間は、力が弱かったので常に悪い人間どもから迫害を受けて、仕方なく天に逃れて行きました。そして天の神に「どの様にすればよいでしょうか。」と尋ねました。すると神様は、「悪い人間の中に入るには,皆で連れ立って行かないで、一人ずつ入って行くように」と指示されました。
この時から、人々の周りには悪い人間はワンサといるが、よい人間は天から一人ずつ降りてくるので巡りあうことが、少なくなった。

これは、良い人に出会う事は少なく、大勢の悪い人間どもからは、いつも、なんらかの迫害を受けているという話。

現代ではよい人の、皮をかぶった悪い人間が多いので、なかなか良い人間を見分けることは難しい。「性善説」なんか無かった頃の、人間の善悪の問題。


(第一話)




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