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折しもあれ うれしく雪の 埋むかな かき籠もりなんと 思う山路を なかなかに 谷の細道 埋め雪 ありとて人の 通ふべきかは |
| 松山の 波に流れて 来し舟の やがて空しく なりにけるかな 松山の 波の景色は 変らじを かたなく君は なりましにけり |
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曇りなき 山にて海の 月見れば 島ぞこほりの 絶え間なりける よしや君 昔の玉の ゆかとても かからん後は 何にかはせん |
| 今よりは いとはじ命 あればこそ かかるすまひの あはれをも知れ 久に経て わが後の世を とへよ松 跡しのぶべき 人もなき身ぞ |
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![]() 「西行物語絵巻より」
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「崇徳上皇の御歌」 浜ちどり 跡は都に かよへども 身は松山に 音をのみぞなく ここもまた あらぬ雲井と なりにけり 空ゆく月の 影にまかせて |
| 岩伝い 折らでつつじを 手にぞ取る 険しき山の とりどころには つつじ咲く 山の岩かげ 夕映えて をぐらはよその 名のみなりけり |
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おのづから 月宿るべき ひまもなく 池に蓮の 花咲きにけり 夕立の 晴るれば月ぞ 宿りける 玉ゆり据うる 蓮の浮葉に |
| 舟すえし みなとの蘆間 棹立てて 心ゆくらん 五月雨の頃 五月雨の 小止む晴れ間の なからめや 水の嵩ほせ 真菰刈る舟 |
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かき分けて 折れば露こそ こぼれけれ 浅茅にまじる なでしこの花 露おもみ 園のなでしこ いかならん あらく見えつる 夕立の空 |
| 旅人の 分くる夏野の 草しげみ 葉末に菅の 小笠はずれて 雲雀あがる 大野の茅原 夏来れば 涼む木陰を たづねてぞ行く |
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