タゴールの詩によせて

紙の舟



毎日毎日、わたしは一つずつ、紙の舟を川へ流してやります。その舟に、わたしは黒々した大きな字で、わたしの名まえとすんでいる村の名を書きつけます。

中略

紙の舟
紙の舟
わたしは、わたしの小さい舟に、うちの花園から取ったシウリの花を積んで、この花が、無事に夜の国に運ばれればいいとねがいます。

中略
やがて夜になると、わたしは両腕に顔をうずめて、わたしの紙の舟が真夜中の星くずの下を、どこまでもどこまでも漂って行くのを夢に見ます。

中略
紙の舟
紙の舟 それを走らせているのは、眠りの仙女たち、その積荷は、夢をいっぱいに詰めた仙女たちの籠なのです。



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